リカーブボウ  ハンドルライザー  Sanlida MIRACLE X9

 Sanlida社リカーブライザーのミドルグレードとなるマグネシウム合金ダイキャスト製のモデルです。持った感触が非常に軽かったため、実測してみると1040グラムしかなく、公称値の1150グラムよりもだいぶ軽く作られているようです。普段、1300グラム台のライザーを使用していると新鮮に感じられるほどの軽量感です。カラーはペイントカラーで7色、赤、黄、緑、青、白、紫が用意されています。このライザーは白のモデルですが、ペイントはただのソリッドホワイトではなく、ラメの入ったパールホワイトになっているようです。

 


 グリップの形状は、HoytのNEXUS世代のものにそっくりで、もしかしたら互換性があるかもしれません。

 上級モデルではモデルの名称を刻んだバッジがはられていますが、ミドルグレードらしく、グリップの下部に「SANLIDA」とプリントされているだけです。


 グリップ背面の形状も、その幅もHoyt NEXUSを想像させます。重量は非常に軽量ですが、ライザーの厚みを抑えたわけではなく、しっかりとしたライザーの厚みはあります。

 


 センター調整機構は、デタントピン位置をセンタリングブロックで左右に微調整するタイプです。リムボルトは、きれいにメッキされて上質な仕上げですが、上級モデルのように特別なデザイン加工はされていません。


 Sanlida社では昨年前半までは、トップグレードをATHLETIC A7、ミドルグレードをB7、プライマリーグレードをC7と呼んでいたようで、このライザーに付属する取扱説明書では「B7」の名称がそのまま残っています。内容の記載は全部中国語で、なんと書かれているのかわかりません。昨今、インターネットを使えば、画像から文字を抽出して翻訳することは可能なので、手間をかければ解読できると思います。

 いずれにしても、この取扱説明書を作成する段階では、世界展開することまでは考えていなかったのかもしれません。