リカーブボウ  スタビライザー  Joomong LVT v-bar

  韓国のアーチェリーメーカーとしては、FIVICS社は比較的最近の参入であり、参入当初はSOMAブランドでスタビライザーを中心としたアクセサリー関連の販売のみでした。その後、徐々に製品バリエーションを拡充し、FIVICSに社名を変更以降、ハンドルライザー、リムまで販売する、アーチェリー総合メーカーになっています。

 このJoomongブランドは、そうした製品バリエーション拡充の過程で、入門者クラス用の製品群に付けられたブランド名です。ちなみに「Joomong」はチュモンと読むようです。しかし、最近ではすべての製品をFIVICSに統一しているようで、SOMAのブランド名も一部のコンパウンド用スタンドに残るのみとなっていて、Joomongブランドも一部のタブの略号として「JM」が残るのみとなっています。

 

 一部の国産Vバーは、取り付けられるスタビライザーに制限が出るほど小型軽量化されていますが、これは非常にシンプルなデザインで、わずかにえぐられた部分はありますが、無理をした軽量化はされていません。しかし、仕上げは非常に丁寧で、入門者用としておくのはもったいないと思えるほどです。これは40°のものですが、製品バリエーションとしては35°と45°のものがあったようです。

 

 Vバーの下面側とSAボルトです。鏡面仕上げとまではいえませんが、手抜きのない丁寧な仕上げになっています。本体の厚みは、サイドロッド取付部まで均一になっているため、最近の新製品を見慣れた目には分厚く見えるかもしれません。

 

 サイドロッドのネジタップも丁寧に仕上げられています。

 

 ロゴデザインがプリントされた部分です。

 

 正面から見た様子です。本体の厚みはSAボルトの直径とほぼ同じになっています。