Sanlida社の初級~中級者向け2カム構成のコンパウンドボウです。ホームに掲載しているカタログ写真のとおり、目の覚めるように鮮やかなペイントカラーが特徴で、5色のバリエーションがあります。ハンドルの上下に十字型のゴム製防振ダンパーが組み込まれ、スプリットリムには挟み込むタイプのゴム製ダンパーが付属します。ケーブルガイドはストレートのカーボン製ロッド、ケーブルスライドはシンプルなプラスチック製です。ミドルグレードながら、リムの素材は一般的にコンパウンドボウの上級機種でも使われている米国ゴードンファイバー製です。リムの強さは25~40lbs、35~50lbs、45~60lbsの3種類あり、調整幅が15lbsと大きいことも特徴のひとつです。リムボルトの許容回転数は11回転となっています。


 このHERO X8は、知人の依頼により取り寄せたものですが、生産されてから1か月しかたっていない、出来立てのほやほやでした。付属のタグには「¥3990」(人民元)の印刷があり、11月末現在の為替相場によると日本円で約65,000円程度の小売価格になるようです。

 ドローレングスの調整も18~32"と広範囲に調整できますが、調整の長さの変化はドローレングス位置により異なり、ロング側では1インチ単位、ミドルおよびショート側では1~1.5インチ刻みで変化します。調整ホールは13個あり、1-32"、2-31"、3-30"、4-29"、5-28"、6-26.5"、7-25.5"、8-24"、9-23"、10-22"、11-20.5"、12-19.5"、13-18"の設定値となります。


 ドローレングスを調整するカムモジュールは、ボウプレスを使わなくても動かせるタイプで、調整には星形ねじのヘックスローブレンチを使用します。

 ストリングおよびケーブルは、米国BCY社製の原糸が使用され、Dループおよびブラスノッキングポイント、ハンタータイプのピープサイトが標準で装着されています。

 その他のスペックとしては、アクスル長36インチ、ブレースハイト7.5インチ、レットオフ70%、重量4lbs、ストリング長61.92インチ、ケーブル長38.62インチとなっています。