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 アーチェリーのチューニングには、ティラーハイトやティラーバランス、ノッキングポイント、プランジャー調整などさまざまな要素がありますが、ストリングそのものの変更がもっとも劇的な変化をもたらすということが忘れられているような気がします。ストリング原糸は、廃番になったものも含めて数多くの種類があるのに、ストリングの完成品として市販されているものは原糸素材の種類も限られてしまいます。

 最新の原糸素材に魅力を感じても、ストリングの完成品として市販されていなければ、一般的な原糸素材のストリングを使用するしかありません。自分のフィーリングにあったストリングがほかにあるのを知らずに過ごしてしまうのは、もったいないと思いませんか。

 ストリング原糸素材は、現在ではダイニーマ系が主流ですが、原糸の製作方法、改良型ダイニーマ繊維の使用、別種繊維とのブレンドなどにより、感触はさまざまに変化します。大きな変化もあれば、気をつけなければ気づかない小さな変化もあります。いろんなストリングを使用してみて、ぜひその違いを体験してみてください。探していた感触がそこにあるかもしれません。



もうじき完成するようです。

 昨年の11月から続いていた改修工事は、今年の3月末までの予定となっていましたが、工事用の防護柵も取り払われ、いよいよ完成に近づいたようです。旧射場のシューティングラインを20メートル後退させ、最長距離70メートルが可能な射場となります。現状では、防矢ネットが中途半端な位置に設置されていて、実射にはまだ時間がかかりそうですが、開場が待ち遠しいです。

 旧射場に隣接して設置されていた車いす用トイレについても、新たな位置に新設しなおされました。以前の夜間照明は暗い水銀灯で、まったく実用になりませんでしたが、照明設備も更新されているようです。冷却フィンが付いた照明灯の形状から判断すると、集合LEDタイプの照明灯かもしれません。側面の防矢ネットが高くなったことにより、冬季の空っ風にも有効になるのではないかと期待しています。


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ふれあいスポーツプラザ

 今年の冬は寒くて、アーチェリーをさぼる口実にちょうど良かったのですが、そろそろ気温が上がるにつけ、少しむずむずしてきました。工事の完了が待ち遠しい今日この頃です。

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中国のアーチェリーメーカー

 アーチェリー用品に限らず「Made in CHINA」は世界を席巻し、製造業の中心は中国に集約されてしまいそうな勢いです。米国の主要アーチェリーメーカーでも、一部の製品を中国に委託生産させているようで、卸売りのアリババを見ているとこうした製品がたくさん見つかります。これまでは、このような委託生産や相手先ブランド製品の生産が主流だったのだと思いますが、最近目立つのが、中国メーカーのオリジナルデザインあるいはオリジナルブランドの製品が増えてきたことです。まだ一般市場に流通するほどの製品品質には物足りない部分もありますが、今後の展開が楽しみなところです。

 DECUT社は、そんな中国のメーカーの中でも最も多くのオリジナル製品を展開していて、総合アーチェリーメーカーになるのも時間の問題ではないのかという感じです。DECUT社製品の中から、いくつか面白そうなものを購入してみましたが、製品の水準としてはなかなかの仕上がりになっていると思っています。細部についてはプラスチック部品の成型精度が甘かったり、金属加工が粗くバリが気になったり、詰めの甘さはまだまだ感じられるところですが、製品価格次第では初級者~中級者用の弓具としては十分なレベルになっていると思います。

 リカーブのジャンルでは、リムを除き、ほぼすべての用具を中国製でそろえることが可能であり、そんなセットをひとそろい作ってみようかと考えているところです。リムについては、現時点でもいくつかの製品はあるのですが、グラス・ウッドコアから、最近ようやくカーボン・フォームコア製品が出てきたレベルなので、いまいち実用面で信用がおけません。しばらく時間が経過したら、中国製のオリジナルリムも入手してみようと思います。KINETICあたりのブランドも中国生産だと思いますが、たぶんWin中国工場のOEMだと思いますので、あくまで中国ブランドにこだわってみたいですね。

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大昔の知識を引きずるのはやめにしませんか。

 最近、インターネットでアーチェリー関連の情報を検索していると、気になる発言が引っかかってきます。 それは、ストリングのストランド数(ストリングを構成する原糸の本数)についてです。

 かつて、ストリングを自作する材料が「ダクロン」しかなかった時代には、自作の楽しみはいろいろなストリングカラーを自慢することでした。その時代では、たしかに弱い弓には少ないストランドのストリングを、強い弓には多いストランドのストリングを使用するという原則は厳然として存在していましたし、少ないストランドのストリングは矢速は向上してもグルーピングに劣る、多いストランドのストリングはグルーピングが向上しても矢速が劣るためサイトが下がる、という原則も一般的に認識されていたと記憶しています。当時は、使用する矢も重いアルミでしたから、サイトが下がることは大きな問題でした。そこで、強引に少ないストランドのストリングを長距離用として使用していたアーチャーも実際にいました。弓の強さに見合わないダクロン製の細いストリングを使用した場合に結果がどうなるのか想像できますか。そうです、破断です、切れてしまうんです。

 時代は変わり、ファストフライトに代表されるHMPE(高密度ポリエチレン繊維)がアーチェリー用ストリングに採用されて以降、出来の悪いストリングは別として、使用中の破断事例はほとんど聞かなくなっているはずです。原料繊維の性能が飛躍的に向上したことにより、ストランド数の目安は、使用するサービングの太さとあわせた適切なノックフィット(ノックと嚙み合う固さ)にすることです。原糸メーカーは、各種ストリング原糸について大まかなストランド数を示してはいますが、対象が大柄な欧米人であることを忘れないでください。これらの方々は、アローシャフトの長さもさることながら使用するリムもミディアム以上であり、ほとんどの日本人が使用する短いアローシャフト、ショートリムのことなんか考えていないんです。ですから、原糸メーカーが示すストランド数の基準についても、個人的にはマイナス2本が適切だと考えています。ストリングのストランド数は、ノックサイズに合わせれば良いのです。

 「気になる」こととは、いまだに弓の強さに合わせてストランド数を増減すると信じている指導者がかなり存在するのではないかということです。近年のストリング原糸の原料となるHMPEは現在でも改良が続き、ますます強靭になっています。不可逆な伸びであるクリープを限りなくゼロに近づけて安定させ、弾性率を向上することが改良の方向のようですが、いずれにせよ不要に太いストリングの使用は、改良したストリングの性能を限りなく無駄にすることであることを忘れないでください。

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